実行委員 勉強会

当法人理事の元藤さんによる勉強会を終えて帰宅しました。会員の皆さん、仕事帰りなのに12人も集まってくれて嬉しかったです。

当法人理事である元藤さんからのお話をまとめてみました。
社会的養護の現状
 ・ここ10年で要保護児童数は約2倍に増加
 ・虐待を受けた児童数増加(平成11年で約1万人、平成23年で約6万人)
 ・障害のある児童数の増加(脳が爆発的に発達する0歳から3才までの虐待、ネグレクトなど幼少時の環境も関係しているのではないかと懸念される)

・児童養護施設入所者(約3万人) 乳児院(約3千人) 里親(約5千人) 他の施設(約1万人)
 ・里親委託率 13.5% (欧米では50%以上)
 ・滋賀県の里親委託率(29.9%で全国4番目)
今後の展望 
・欧米では子どもは社会の宝。日本では根強い、世襲性『家の子』→家の宝。
 ここに大きな違いがあり、子どもは個々ではなく、地域社会で育てる意識をもつことが大切ではないのか?
・子どもたちは子ども同志、子どもの水平目線で切磋琢磨して育つ。親は安心感だけ与えてあげればいい。→親が安心感を与えられない場合は地域社会で与えてあげればいいのではないか?
・いわゆる ジジババ抜きから崩壊がはじまったのではないか?ジジババの代わりに地域社会が、子どもたちに関わる必要性を社会がわからなければいけないのではないか?
・人との関わり方が下手な大人が、親になり、わが子にさえ関わりきれない(ネグレクト)と子どもはまた人との関わり方がわからない→負の連鎖の繰り返し→地域社会が関わり負の連鎖をとめてあげないとますます困難な人だらけになってしまうのではないか?
・生活困窮者も含めた自立支援・居場所作り・就労支援のために各中学校区に1か所
子どもの居場所が必要なのではないか?
・より弱い立場の人を大切にし、人間としての生き方を学び、共に生きていく場をもっと増やさないと日本の将来は危ういのではないか?

元藤さんのお話は、社会福祉を何十年も極めてこられた深い愛情がこめられていました。

「人は人で変わる。思いで動く。思いで変わる。」