孤独なんて必要ない。みんなで生きればいい。
四つ葉のクローバーにとって恒例の行事である真夜中会議。
その会議がはじまろうとする最中、卒業生から不参加の連絡が入る。
「すみません。今日は、帰らないでおこうと思ってます。自分の軽薄な考えで周りに迷惑をおかけしました。
なので今はもっと自分を見つめなおそうと思っています。たくさんの支援者様に対して恥ずかしくない考えを見つけ出したとき、四つ葉に帰ろうと思います。」
その答える彼に「卒業しても、まだまだ弱っちい自分をさらけ出してくれないかな?」と伝える。
質問に対してどれぐらいだろう。
沈黙を打ち破った彼の答えは「こんなアカンタレなボクでも役に立つなら帰ります」だった。
〝自分の出来なさ〝をカミングアウトすることが後輩たちのパワーに成り得ること。
私たちは、四つ葉のクローバーのみんなは誰一人として孤独に生きていない。
テレビドラマや小説などで幾度となく発せられたありきたりなメッセージ。
「悲しみを分け合って、喜びは分かち合う。」
だけれどもそのメッセージを実践するからわたしたちは今日も生きていける。