認定NPO法人       四つ葉のクローバー

  児童養護施設・里親ファミリーホームから

社会に巣立つ若者たちの自立を支援します

平成24年12月20日設立準備総会
平成24年12月20日設立準備総会

  私たち 四つ葉のクローバー は児童養護施設等を原則18才で社会に巣立つ若者たちや社会的養護の必要な若者たちの自立支援を目的とするNPO法人です。経済的に困窮し、社会的養護を必要とする若者たちに就労援助や一時的に住宅支援を行い、社会に貢献できる人材として世に送り出します。

 

 

 (代表的な事業項目)

 ・生活に関する相談や就労援助に関する事業

 ・一時的な住宅支援、シェアハウス事業

 ・施設等退所を控えた若者たちへの巣立ち準備支援事業

 

              設立趣旨

                   

 

 

親からの限りない愛情をもらえずに施設で育たなければならなかった子どもたちに何の責任があるというのでしょうか。

児童養護施設の入所理由は「児童虐待が半数以上」というデータが厚生労働省から出ています。

この豊かな日本に約580の児童養護施設があり、約3万人の子どもたちが親と離れて暮らしています。

滋賀県では、現在約300人の0歳から18歳の子どもたちが児童養護施設、ファミリーホーム、里親のもとで生活を余議なくされています。不適切な家庭環境、貧困、虐待などで育った子がほとんどです。

親の事情にもよりますが、あらゆる種類の虐待を受けた子どもたちが精神的なトラウマ、問題を抱えたまま原則18歳になると施設から社会に巣立っていくことになります。

彼らは家庭による後ろ盾もなく、社会に出る際に国から出される支度費用は、進学、就職に関わらず26万円です。

困ったときに相談できる大人がいない子どもたちは、生活が立ちいかなくなっても帰る場所がありません。

どんな環境で生まれ育っても、平等に生きる権利があるのではないでしょうか。

そのために退所後の子どもたちに安価で安心な住まいを一定期間提供し、彼らの進学、就労支援の為にさまざまな職種の人が関わり、子どもたちがいずれ立派な納税者となる為の人生移行支援を広げていきます。

子どもたちを支援する上で一番大きな壁は「資金」です。

支援の継続には、これをNPO法人化して組織、仲間を作り、広報、支援の輪を広げていく必要があると考えました。

 

 申請に至るまでの経過

 

代表者の杉山真智子は4年前より児童養護学園でボランティア活動を通じ、原則18才で退所して一人暮らしをする子どもたちを応援していく体制を作る必要があると考えました。

施設退所後も見守り続ける人がいることが、子どもたちにとって大きな支えになります。個人の力では特定の子どもしか支えてあげられません。呼びかけにより平成246月に趣旨に賛同してくれる人が5人集まりました。

ルールは必要ですが、子どもたちを押さえ縛ることなく、人を信じられるように、怯えることなく飢えることもなく、たくさん笑いあえる仲間と暮らすシェアハウスを作ろうと話し合いました。しかしながら任意団体では個人の負担が非常に大きく、助成金、寄付やボランティアを広く受ける体制作りが、必須と全員一致の意見でした。以後、賛同してくれる仲間を増やし平成2410月にNPO法人化に向けた説明会を行いました。

私たちの支援の輪が広がり、子どもたちが、「自分の努力と周りの人の支えがあれば、困難は乗り越えられる」と、希望のある未来に向かってまた新しい出発をしていく。 居場所であるシェアハウスは、彼らの通過場所であり、彼らの心の通過点に成るべく、これからの活動をより良い形で継続していきたいと思います。                     理事長 杉山真智子   

平成25年6月30日


NPO法人四つ葉のクローバー

設立記念フォーラム

      守山交流センター


「居場所のない子どもたち、希望を求めて」

 ~虐待、ネグレクトを受けた子どもの心の叫び  を聞いて下さい~

 

 

 

 

設立記念フォーラムでは東京のアフターケア相談所「ゆずりは」所長の高橋亜美さんに基調講演を行って頂きました。

 

児童養護施設等退所者の生き辛さや支援の難しさをお話くださり、ある少年の詩を朗読されました。

総勢220名の来場者が来て下さいました。

         「嘘つきと呼ばれた少年の話」              高橋亜美  


僕は嘘つきだと云われて育った

両親からも学校の先生からも友達からも  皆僕を嘘つきと呼んだ...

気付くと僕は嘘をついていた
自分の口が違う人の口になったように嘘が次から次へとスラスラとでてきた
「こんな嘘云ってどうするんだ、その嘘のためにまた大きな嘘をつかなくちゃならないんだぞ」
と僕は僕につっこみながら、でも嘘をつくことは止められなかった
僕の一番幼い日の記憶は5歳の頃のこと
お父さんとお母さんと僕の3人で飛行機に乗ってアメリカを旅行したこと
でもそれは僕の中で作り上げた幻想だったと小学校2年の時初めて知った
旅行のこと友達に話したら「どうせまた嘘だろ!」って云われたから、お母さんに聞いたんだ
「お母さん、僕が5歳の時家族3人でアメリカに行ったよね?!」
「はぁ?アメリカどころか家族で旅行なんて一度だってないよ。あと3人って誰のことを言ってるの?」
「お父さんとお母さんと僕の3人だよ!!」
「お父さん?お父さんはお前が生まれる前に家を出て行ってるんだ!お前はお父さんを見た事も会った事もないんだよ」
アメリカ旅行は僕の中でたった1つ嘘じゃない出来事だったのにそれも嘘だった
アメリカ旅行はたった1つのお父さんと過ごした記憶だった
アメリカ旅行はたった1つの家族で過ごした僕の楽しい思い出だった
自分が自分に嘘をついていたことに僕は何年も気付くことが出来ず愕然とした
僕にとって家は自分を閉じ込めて生きなければならない場所だった
いつだってお母さんは怒っていたなぁ。怒ってる顔しか思い出せないなぁ
怒って僕を叩いたり、殴ったり、蹴ったり、裸にしてベランダに一晩中正座させたり、パンツだってはかせてもらえなかった、トイレだって行かせてもらえなかったよ…それは毎日毎晩のことだった
地獄があるのならこんなふうなのかな、僕ん家よりは地獄の方がいいよね?神様…
叩かれながらそんなことをいつも思っていた

腫れ上がった顔で学校に行くと友達は皆びっくりして心配してくれた
でも友達にはお母さんに殴られたなんて絶対に言えなかった、言いたくなかった。何でだったのかな小学1年生の僕のプライドだったのかな。お母さんが僕を傷つけることを僕は認めたくなかったのかな
先生、先生にも言えなかった。でも先生には気付いてほしかった。
「先生僕にもっといろんなことを聞いてよ、僕からこの腫れ上がった頬の理由を聞き出してよ、先生にしか今の僕を助けられないよ、先生僕の家は地獄だよ、先生助けて、先生助けて」
心の中で僕は叫んでいた、いつもいつもいつも

でも僕は声にして「助けて」とたったの一度も言えなかった。僕の口から出る言葉は嘘ばかり
そして先生は僕を叱る。「何で嘘ばかりつくんだ、嘘だけはつくな!」「嘘をついたら誰も君を信じてくれないぞ!君を大切に思ってくれないぞ!」
そうなると僕は先生に酷い言葉を言ってしまう、暴れてしまう。席に座って授業なんて聞いていられなかったよ、自分が自分でコントロール出来なくなるんだ。

僕の口から出ることは嘘だけだった
嘘は僕の抱く幻想、唯一の逃げ場だったからだろうか
僕のおかれた現実では決して起こることのない嘘をつくことで、僕の世界が一変することを心のどこかで求めていたからなのか
引っ込みのつかない嘘をつき親や先生に叱られ、ときに罵倒され、友達には呆れられ見放されていった
それでも僕は嘘をつくことが止められなかった

嘘をつくことを止めることが怖かった

だから小さい頃の僕を知っている人は皆僕のこと、「嘘つき」としか覚えていないよ
嘘ばっかりついてる奴がいたなぁって、何かあるとすぐキレる奴がいたなぁって

僕自身も小さな頃の記憶は「僕は嘘つきだった」ってことしか思い出せない」


高橋亜美さんの詩の朗読中、会場からはすすり泣きが聞こえました。

彼のその後は、残念ながら今も暗闇を抱えて苦労しているとのこと。

高橋さんたちが必死に関わってくださったにも関わらず、それだけ少年の闇は深かったというお話に胸が潰れる思いでした。

 

「子どもが子ども時代にしなければならない思いっきり大切なこと12こ」


1 思いっきり笑うこと

2 思いっきり泣くこと

3 思いっきり怒ること

4 思いっきりドキドキすること

5 思いっきり食べること

6 思いっきり遊ぶこと

7 思いっきり歌うこと

8 思いっきり好奇心を持つこと

9 思いっきり友達とケンカすること、そして仲直りすること

10 思いっきり大人に大切なこと・正しいことを教えてもらうこと

11 思いっきり大人に優しく大切にされること

12 思いっきり思いっきり思いっきり愛されること

 大切なこと12こは、子ども自身の力ですることではなく、私たち大人が子どもたちに保障していかなければならないことです。まっさらで柔軟な子ども時代に、人間が本来もっているシンプルな軌道を体と心に作っていくことが何よりも大切で不可欠なことだと思います。私たち大人がぶれないように、見失わないように…  

いつだって自身の心に確認していきましょう。                            

                                     高橋亜美

 

来賓ご挨拶 守山市長 宮本和宏様

 

 

 

 

市長も応援に駆けつけてくださり、温かなエールを頂きました。


 

 

 

代表 杉山真智子 緊張マックスです。

パネルディスカッション

社会の子どもが幸せになるために私たちができること」


パネラー 高橋亜美氏 

     打田絹子氏(児童養護施設 鹿深の家施設長)

     黒田啓介氏(滋賀弁護士会)

     宮澤美紀氏(当事者)

     小川泰江氏(当NPO法人理事)

コーディネーター 山口浩次氏(大津市社会福祉協議会 地域福祉課長)

                                            H25年9月、四つ葉のクローバー運営資金及び若者就労支援のための餃子屋竹の子をオープンさせました。

 

児童養護施設等で育たなければならなかった子ども達の多くは、虐待のトラウマを抱え、退所後も引き続き親や家族を頼ることもできず、周りに相談する人がいない場合など、自らが働き続けなければすぐに生活が破綻してしまう恐れがあります。

私たちは住まいを安価で提供するだけでは何の支援にもならないことの重要さを常に考えて若者たちと向き合っています。

 



餃子屋 竹の子 ホームページは

こちらです。

 http://gyoza-takenoko.com/

冷凍餃子のお取り寄せもしておりますので是非ともご覧になってください。