「オレ、そいつの気持ちわかるで」①

2019年3月2日 カテゴリー:日々暮らし


東京都渋谷区の児童養護施設で
施設長の46歳の男性が刺殺され、
元入居者で22歳の男性が逮捕される
事件が起きました。


事件がニュースで流れた日、
四つ葉卒業生から届いたライン。


「オレ、そいつの気持ちわかるで。
たぶん、そいつは施設長を恨んで犯行を
起こしたわけではない。」


卒業生は13歳から18歳まで児童養護施設で暮らし
四つ葉のシェアハウスで21歳まで過ごした。

うちにいた3年間。
どんなに頑張ろうとしても
次から次へと起こる試練が立ちはだかった。
救いは助けを求める応援者が何人もいたこと。
助けを求めることを教えてくれたのは、
施設の園長先生だった。

「お前はな、ほんまに、ええ奴やぞ」

いつも味方をしてくれた。
ウソをついても信じてくれた。

児童養護施設にいたある日、
あまりの理不尽な思いで心が荒み、
どうじょうもなく、職員に話を聞いて欲しいときが
あったけど皆んな忙しい。
文句を良い、職員に試し行動で煽った。
すると職員に煽られ返された。

怒りが爆発した。

ブロックを窓にぶち込み、
ガラスを割り大暴れした。
大好きだった園長に警察を呼ばれた時は
裏切られたみたいでショックやった。
今なら職員も疲弊していたことが
ちょっとは理解できる。

3年前
園長が癌で亡くなった時
拭いても拭いても溢れ出る涙を
手の平で何度も拭いていた。
最大の理解者だった人を失った
あの悔しそうな顔は忘れられない。

そして今一人暮らし。
ギリギリの生活ながら仕事をし、
週に1度趣味のフットサルで汗をかいて
ストレスを発散させている。
毎月の真夜中会議も参加して
他の卒業生と交流を図っている。

口癖は
「オレは、もう充分頑張って生きてきたし
こんな生き辛い世の中、オサラバしたい。
もうええやろ?」

「ほんまによう生きてくれたな。
そやし。もうちょっと頑張ろか。」