我らがデイビッド

 

1年数ヶ月ぶりに四つ葉に宿泊。

次々と卒業生の若者たちが仕事帰りに帰ってきた。
彼らにとってデイビッドは、まぶしくて、温かくて、近しい兄の存在。

「久しぶりぃ!」
と交わす挨拶は垣根を超える。
そして、毎日の団欒のように普通にご飯を食べる。

特別の言葉はいらない。

デイビッドは知っている

若者たちが
愛を渇望しながら

同時に
世界を死ぬほど恨んでいることを

施設で育つということ
晴れの日も台風の日も帰る家が施設しかなかったこと

多くの人より
過酷な人生が待ってる可能性が高いことを

デイビッドは口に出さない

だけど考え方や受け止め方次第で
それは誰にも奪うことのできない

武器と経験になることを心で伝えていた

優しさは苦しみから生まれるだけではなくて、

誰かを傷つけてしまったからこそ聴こえた
痛みの音を知ったからこそ
気づけたとデイビッドが言う

どうしようもなく悲しい現実もあるけれど
過酷な人生もあるけれど
流した涙がいつか誰かの役にたつかもしれない・・・

デイビッドの澄んだ眼は限りなく優しく

若者たちをみつめてくれました。感謝❣️

 

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