1月真夜中会議


自立援助ホームは自立をさせていくという使命がある。

が、学校も仕事も行けない。目に見える病気ではなく、
シンドイものを抱えているのは承知のうえで
「夜にゲームやネットをして昼間は寝ている住人に
朝は起床して太陽を浴びることを指導することの是非を聞く」


若者たちの言葉

「朝起こすという表面的なアプローチでは意味がない。」

「それぞれの課題があるから一人一人に合わせてやってほしい」

「どうしていくか?何をしていいかわからない。
このままではダメなことをわかっているけど、
先が見えないのとちがうかな。俺も来た時はそうだった」

「自立して一人暮らししたいか?したくないか?で違うと思う。
僕は行く場所がないからここに来た。
ここに住んで、知識をたくさん入れて、
なんとか自立して一人暮らしができるかなと
思えるようになったから、自立できる気がしている」

「俺は安いから四つ葉を利用していた。
ここに居る間に必死に働いて100万を貯めた。
居心地が良かったからもっといたかったけれど
杉山さんに追い出された(笑)」

「朝は自分で起きるものだと思う。
施設では職員が起こしてくれてたから
四つ葉にきて自分で起きないといけないことが辛かった。
でもそのおかげで今一人暮らししていけてる。」

「ここに来たときに、どれだけ自立しているか?
手をかけてあげない子と差があると思うから
その子に合わせないとダメやと思う」

「夢も希望もなかったら
自立して一人暮らししようと思わないのは必然。
自立したくない人を無理やり出したら、
ここを出てうまくいかなくなるのでは?」

「起こしてもすることなければ、起きてもしゃーない。
何のために生活して生きていくのか?
まだわからんのやろ。だから四つ葉があるんやろ?」

「その子の特色をよく理解するしかない。
職員が焦ったらアカンやろ。
1年や2年で何が変われると思う?無理やで。
だから四つ葉に入るときに
ここを出るときのゴールラインを一緒に
目指すしかないのとちがうか?」

「でも考えるための時間は長すぎてもダメでしょうね」

「本人も考えてないわけじゃなくて、
どうしていいか?わからんのやろ。
長い目でみてやってほしい。
ただ見るのでなく凝視も必要かも」

「あまりにグズグズしているなら 
職員が本気をだす。でも職員本位ではダメやと思う」

「一人暮らししたら家事のレベルがあがった。
弁当も作って持っていく。
一人暮らしで自分の時間がしっかり確保できる。
ただ寂しいときにどう時間を使うか考えてしまうけど」

「僕は四つ葉を出るとき、
自分の力を過信して綺麗な出方をしなかったから、
専門学校にいけなくなったときに
誰にもSOSを出せずに一人で泣いていた。
孤独で辛かった。
ひょっとしたらあのまま死んでいたかもしれない。
でも四つ葉が助けに来てくれた。
(学校から四つ葉に連絡がありアパートを訪問)
きれいな出方をしていたら、
もっと早くSOSを出せたかもしれないと思った。
あの時四つ葉を出てなければ学校も辞めなくてすんだかもしれないし、
今の仕事をしてなかったかもしれない。
SOSを出せるところがあることはとても大事」

「今日、この難しい答えを出すのは無理やで。
何回もこうやって重ねていくことしかないやろ。
スタッフ、がんばりや!笑」



凄い若者たち。
非難は一切出ず。
昼夜逆転せざるを得ない仲間を
思いやり、温かい心を持ち寄る。

四つ葉スタッフは
常識を通用させる必要はないことを教えられた。

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